東京渋谷で28年続くボイトレ教室

Q 1.05 リップロールを練習すればミックスボイスが出せますか?

リップロールは正しく練習すれば、ミックスボイスが出やすい条件はかなり揃います。しかしリップロールの正しい練習法はあまり知られていません。

リップロールの方法

リップロールはミックスボイス獲得に有利な練習として人気です。今や腹式呼吸と並んでボイトレの定番メニューとも言えます。

腹式呼吸とリップロールだけやっておけば基本レッスンはオーケーくらいに考えているボイストレーナーもいるでしょう(もちろん大間違いです)。

実際には、リップロールを何度やっても、全然ミックスボイスが出ないと実感する人はかなり多いはずです。

リップロールの影に隠れた母音

リップロールが本来の効力を発揮するには、ロール(唇のパタパタ)の影に隠れている元音声(母音)が絶妙にコントロールされている必要があります。

この母音のサウンドがいかに大切かを知らない人は多いです。

【リップロールの母音】

理想的な母音に調整できないまま練習しても時間の無駄になります。ミックスボイスは夢の発声のままです。

リップロールの影に隠れた声質

ロールの影に隠れている声質もきちんとコントロールしなくてはいけません。

普通の発声と同様、地声であるべき音域はしっかり地声として発声し、裏声になるべき音域は裏声として発声する必要があります。

息が断続的に通過してパタパタはためいてますが、唇は基本的に閉じた状態です。つまり空間的には閉じた状態がベースなので、声の響きは少々こもり気味です。

そのためリップロールで発声中は、自分の耳にも、周りの人の耳にも、その声質が地声なのか裏声なのか、はたまたミックスボイスなのか、あまり明確に聞こえないのが玉にキズです。

まずは音階でなくても構いませんので、次のデモンストレーションと一緒に、地声、ミックスボイス、裏声をスムースにつなぐようにウォームアップしてみましょう。

【声質のコントロール】

普通に音階練習をすると、地声、ミックスボイス、裏声という異なる声質を通過します。それぞれの声質が切り替わる境目が目立つと、声域全体がスムースにつながりません。

段差だらけの補修工事中の道路を車で走るようなものです。

リップロールは音像がハッキリしない発声なので、それらの境目が目立たなくなります。何度も通過する内に、あなたの喉はスムースな移行の成功体験を重ねることが出来ます。

ただ、そのうやむやな環境に頼り切ってしまうと、声帯が本来するべき努力(声質を微調整する)をしなくなるので、ある程度スムースに出来るようになったら、1音ごとに適切な声質を確認しながら練習するようにしましょう。

多くの場合、出だしの音が甘くなり過ぎる傾向があるので、低い音域から地声をしっかり鳴らしてスタートして下さい。

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